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ヒッチハイクをする場合、そこに何か決まったルールがあるわけではないが、初めて出会う人のクルマに特別な厚意で乗せてもらう以上、最低限守るべきマナーというのは存在すると思う。
もちろん、マナーとは言っても、そんなに堅苦しいものではなく、ドライバーに運転させておきながら眠ってしまうようなことはしないとか、勝手にタバコを吸い始めたりしないとか、ごくあたりまえの常識を守れば、基本的には何の問題もない。
しかし、犬と一緒の旅では、それ以外にもちょっとした工夫があると、さらにスムーズなヒッチハイクができると思う。
第2回の「犬連れヒッチハイクは難しいか」でも書いたが、今回の旅では、犬がいたからクルマを停めてくれたという人が多く、実際、ヒッチハイカーを乗せるのは初めてだというケースがほとんどであった。そして、彼ら自身もヒッチハイクの経験は全くないのが普通である。
ゆえに、このような旅をする人間がいったいどんな人種なのか最初は見当もつかず、クルマには乗せたものの、心のどこかにちょっとした不信感が残っているのは事実だと思う。
乗せてもらった方としては、まずドライバーに安心してもらうための最大限の努力をするべきで、簡単な自己紹介や、どんな旅をしているのかを、わかるように説明し、乗せてよかったと思ってもらえるように、楽しく会話を盛り上げていくといいだろう。
いったん打ち解け合えれば、後はだいたい犬の話をしていることが多い。近所の公園で散歩中にたまたま出会った飼い主同士が交わす会話と、基本的には同じようなものだ。
それから、土足のソアラが車内を汚さないように、レジャーシートのようなものを携帯し、バッグのポケットからいつでも取り出せるようにしておくと良い。ソアラを座席の上に乗せてもらうことが何度もあったが、特に雨の日などは、レジャーシートがあると非常に便利だ。そのまま乗せて構わないよとドライバーが申し出てくれる場合もあるが、こちらであらかじめ、座席を汚さないための手段を用意しておくのは、当然のマナーであるだろう。
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